DISTRIBUTED BATTERY AGGREGATION

2026年、低圧蓄電池の需給調整市場が解禁。
分散型蓄電池の収益を、AGGが束ねて最大化する

住宅・小規模商業の蓄電池を、機器個別計測と群管理で束ね、需給調整市場・卸電力市場・FIPプレミアムを統合最適化。お客様のBCPと自家消費を毀損せず、新たな月次収益を提供します。

制度開始
2026.3.14
低圧リソース市場参入解禁
最低入札量
1MW
群管理により低圧蓄電池でも参入可能
並行収益化
3商品
三次②/三次①/一次オフライン
01 / WHY NOW

2026年、需給調整市場が低圧に開かれた

これまで対象外だった50kW未満の蓄電池が、機器個別計測と群管理を伴って、需給調整市場の全商品に参入可能となりました。歴史的な制度開放です。

2022
FIP制度開始
三次①取引開始
2024
一次〜二次②
全商品開始
2025
全商品
30分コマ化
2026.3.14
低圧リソース
市場参入解禁
2026.4.1
取引規程改定
機器点参入
正式法令化
FEATURE 01

低圧リソース解禁

50kW未満の蓄電池が、アグリゲーターを通じて需給調整市場の全商品に参入可能に。

2026.3.14 実需給〜
FEATURE 02

機器個別計測導入

受電点ではなく蓄電池PCS出力を直接計測。次世代スマメ設置済み低圧機器点が全商品で参入可能。揚水・系統用BESS・余力活用契約済リソースは対象外。

機器個別計測
FEATURE 03

一次調整力 先行導入

クラウド + タイムスタンプ等改ざん防止を条件に、次世代スマメ設置を待たずに暫定運用として参入可能。

取引規程改定後・TSO個別対応
FEATURE 04

取引規程改定

機器点参入・低圧機器点・高圧機器点・群リソース等の新定義が正式に法令化されました。

2026.4.1 施行
FEATURE 05

群管理 + 10%入替弾性

1回の入札につき供出可能量の10%まで、事前審査後のリソース入替・追加が許容されます。

運用柔軟性
FEATURE 06

登録上限の大幅拡大

リスト・パターン上限を100,000リソース/500パターンに拡張。大規模アグリゲーションの素地が整備されました。

スケーラビリティ
FEATURE 07

市場価格メカニズム

各商品はマルチプライス約定方式。三次調整力②は上限価格なし ─ 市場メカニズムにより、運用次第で高い収益性を実現可能です。

市場連動
FEATURE 08

機器点容量1,000kW以上

リスト・パターン(簡易指令)+ 出力変化量指令で参入可能。機器点参入可能容量上限は10万kW未満に設定。

大型リソース対応
02 / OPPORTUNITY

住宅・小規模BESS、未開拓の市場機会

日本国内の住宅蓄電池保有数は数百万台規模。これまで「市場収益」と無縁だったこの分散型資源が、初めて統合的に収益化できる時代に入ります。

国内住宅蓄電池累計保有台数
300万台 +
推定値(出荷ベース、住宅・小規模商業を含む)。1台5〜15kW、平均8kW換算で、理論ポテンシャルは24GW級。AGGによる収益化対象として、未開拓の巨大プールが存在します。

日本国内 住宅蓄電池保有数の推移(推定)

2020
90万台
2022
150万台
2024
220万台
2026
300万台+
※ 業界統計と各種推計に基づく当社試算。実数値は出典により異なります。
03 / REVENUE

収益モデル ─ 既存価値を守り、市場収益を上積みする

お客様の自家消費・BCPは「守るべき価値」。当社AGGは、これらを毀損しない設計の上で、需給調整市場・卸電力市場・FIPの3層を統合的に最適化します。

3.1 既存収益を毀損しない設計

BCP予備 30%
自家消費 40%
市場提供 30%

SOCを目的別に区分管理

お客様の蓄電池容量を「BCP予備」「自家消費」「市場提供」の3層に分離。市場の指令はあくまで「市場提供」枠の範囲内のみ。

停電時の備え(BCP)と日常の電気代削減(自家消費)は完全に守られ、その上で「使われていない遊休容量」だけが市場収益化されます。配分比率はお客様のライフスタイル・業態に応じて契約時に決定します。

3.2 電源組成パターン

蓄電池の使用環境によって、利用可能な収益層が異なります。当社は5パターン全てに対応します。

A
PV+BESS
(FIP認定)
高圧PV + 蓄電池
FIP + 市場時間シフト + 需給調整
B
PV+BESS
(FIT既設)
FIT太陽光 + 後付け蓄電池
FIT固定買取 + 自家消費 + 需給調整
C
PV+BESS
(自家消費)
無認定PV + 蓄電池
自家消費 + 需給調整
D
蓄電池単独
(住宅)
PVなし + 蓄電池
経済DR + 需給調整
E
工場/商業
BCP蓄電池
受電点群、業務用蓄電池
削峰 + BCP + 需給調整

3.3 収益スタッキング(Revenue Stacking)

蓄電池1台から、最大6層の収益を重ね合わせます。AGGは下位層(BCP・自家消費)を守りながら、上位層(市場収益)を最大化する役割を担います。

Layer 5:需給調整市場 ΔkW 収益AGGコア
Layer 4:卸電力市場 kWh 収益(時間シフト)AGG最適化
Layer 3:FIP プレミアム交付PV併設時
Layer 2:FIT 固定価格買取FIT既設時
Layer 1:自家消費価値(節電)既存
Layer 0:BCP価値(停電損失回避)既存

守るべき価値と
増やす収益を分離

Layer 0 / 1はお客様固有の既存価値。Layer 2〜5が、AGGによって新たに加わる市場連動の収益層です。

最厚の収益層を享受できるのは、PV併設FIP認定のAパターン。最も普及している既設FIT PVのBパターンでも、5層の収益化が可能です。

3.4 FIP × 蓄電池 ─ 市場連動プレミアムを最大化する仕組み

FIPは「再エネ事業者を市場参加者にする」制度。蓄電池はその収益最大化装置として機能します。

FEED-IN PREMIUM

市場連動型プレミアム制度(2022年4月開始)

対象:太陽光・風力・バイオマス等
1MW以上はFIP必須、50kW以上は選択制
PROFIT FORMULA
発電事業者の総収入 = 市場販売収入 + プレミアム交付
プレミアム単価 = 基準価格(年固定) 参照価格(市場連動) バランシングコスト

蓄電池併設で「時間シフト売電」が可能になる

下図はJEPXスポット市場の典型的な1日価格カーブ(2024年度実勢ベース)と、FIP基準価格9.2円/kWh(2024年度 50kW以上太陽光)の関係。蓄電池があれば、昼の安値で充電→夕方〜夜の高値で放電が可能となります。

30 20 10 5 0 円/kWh 充電窓 10〜14時 放電窓 17〜22時 基準価格 9.2円 最安5円 ピーク22円 0 4 8 12 16 20 24 時刻(24時間) 蓄電池が時間シフト
JEPXスポット価格カーブ(24時間)
FIP基準価格 9.2円/kWh
充電窓(安値時間帯)
放電窓(高値時間帯)
出典:JEPXスポット市場 2024年度実勢(経産省 太陽光発電について 2024年12月資料参考)/FIP基準価格は調達価格等算定委員会決定

PV単体 vs PV+BESS 売電単価の差(FIP制度下)

同じ1kWhを売る場合でも、いつ売るかで収益が大きく変わります。プレミアムは月次固定なので、市場価格が高い時間帯に売るほどお得になります。

PV単体(FIP)蓄電池なし
市場売電
7円
7.0 円
プレミアム
2円
2.0 円
合計
9円
9.0 円
昼に発電・売電 → 市場価格が一番安い時間帯。
売電単価 ≒ 9 円/kWh(ほぼ基準価格通り)
PV+BESS(FIP)蓄電池併設
市場売電
20円
20.0 円
プレミアム
2円
2.0 円
合計
22円
22.0 円
昼に充電 → 夕方(市場価格20円)に放電・売電。
売電単価 ≒ 22 円/kWh(時間シフトで2.4倍)

FIP制度のキー数値(2024年度・太陽光)

項目
数値
備考
基準価格(50kW以上)
9.2 円/kWh
屋根設置 12.0 円/kWh
FIP必須対象
250kW以上は入札制
50〜250kW は FIT/FIP 選択可
参照価格
月次更新(前年度平均市場価格)
電力市場+環境価値 − バランシングコスト
バランシングコスト
2022年度 1.0 円/kWh
3年で年0.05円ずつ低減予定
交付期間
20年間(太陽光)
FIT と同等
蓄電池併設効果
投資収益 約2倍
経産省試算ベース
出典:資源エネルギー庁「FIP制度について」/調達価格等算定委員会 第93回・100回資料(2024年)

3.5 需給調整市場 ─ 低圧BESSが打てる3商品

5商品のうち、低圧蓄電池AGGが現実的に参入できるのは以下3つ。当社は3商品同時入札の運用体制を構築します。

商品
応動時間
継続時間
通信方式
低圧適合性
一次調整力(オフライン枠)FCR Offline
30秒以内
設定なし
専用線不要・自端制御
高単価
三次調整力①Replacement Reserve
15分以内
30分
簡易指令システム
適合
三次調整力②Replacement Reserve - FIT
60分以内
30分
簡易指令システム
本命
二次調整力②FRR
5分以内
30分
簡易指令 or 専用線
検証要
二次調整力①/一次オンラインS-FRR / FCR Online
5分以内 / 10秒
30分 / 5分
専用線必須
対象外
i
需給調整市場 上限価格
各商品の上限価格は EPRX 公表値に基づき下記の通り。当社サービスでは、最新の市場価格動向を踏まえた案件単位の経済性試算をご提供します。
商品
上限価格
入札方式
一次調整力
15.00 円
マルチプライス約定
二次調整力①
15.00 円
マルチプライス約定
二次調整力②
7.21 円
マルチプライス約定
三次調整力①
7.21 円
マルチプライス約定
三次調整力②
上限なし
マルチプライス約定

※ 単位:円/ΔkW・30分。上限価格は EPRX 取引規程に基づく。

i
三次調整力② は上限価格なし ─ 競争力ある商品
三次②は上限価格設定がなく、市場価格はマーケットメカニズムで決まるため、運用次第で高い収益性を維持できます。当社の Plan 1 / Plan 2 / Plan 3 はいずれも 三次② を本命商品 として位置づけています。

3.6 Tier別 ─ お客様のPCS機種で適合商品が決まる

蓄電池PCSの機能水準により、参入できる市場商品が変わります。当社の無料診断で、お客様のTierを判定します。

A
高機能PCS搭載

3商品全て参入可能。FIP併設なら最高ARPU。

  • 周波数ドループ機能搭載
  • 機器個別計測対応
  • 調定率5%以下設定可能
  • OpenADR 2.0b通信対応
一次オフライン 三次① 三次②
B
標準スマートPCS

三次①②参入可能。市場収益化の本流。

  • 機器個別計測対応
  • 簡易指令システム通信OK
  • 遠隔制御API搭載
三次① 三次②
C
既存標準PCS

受電点群経由で参入。Tier B/Aへのアップグレード提案も。

  • 受電点計測のみ対応
  • 負荷予測しやすい用途向け
  • 機種更新時にBアップグレード推奨
三次②(受電点群)
04 / SERVICE LINEUP

サービス商品ライン

お客様の電源タイプ・規模・運用ニーズに応じた3つのプラン。それぞれ最適な市場商品の組み合わせをパッケージ化しています。

住宅・小規模BESS統合プラン
家庭・小規模商業の蓄電池を機器個別計測で束ね、3商品同時入札で収益最大化。
対象お客様
住宅蓄電池保有者・小規模商業
連系電圧 低圧(50kW未満)/1台 5〜15kW想定
対応電源組成
A. PV+BESS(FIP) B. PV+BESS(FIT) C. PV+BESS(自家消費) D. BESS単独
計測方式
機器個別計測(機器点群)
推奨入札商品
三次調整力② 三次調整力① 一次オフライン枠
なぜこの組合せか

簡易指令システム1系統で三次①②両方をカバー、通信投資の二重化を回避。クラウド + タイムスタンプ等改ざん防止の仕組みを整備することで、一次オフライン枠も暫定運用として並走入札が可能です。3商品同時入札により、低圧BESSで打てる最高単価の商品(一次)まで含めた収益最大化を実現。FIP併設のAパターンお客様では、市場時間シフトと需給調整の二重最適化が可能。

※ 一次オフライン枠の参入時期はTSO個別対応となります

収益構成イメージ(Aパターン PV+BESS FIPの場合)
BCP
自家消費
FIP
三次②
三次①
一次OFL
BCP価値
自家消費
FIPプレミアム
卸電力市場
三次調整力②
三次調整力①
一次オフライン
※ 構成比は電源タイプ(A〜D)と運用条件により変動/案件単位で個別試算
料金モデル:月額基本料(機器費+プラットフォーム)+ 市場収益分配 60〜70%(Tier A機種で最大化)
49.5kW分散型系統用BESSプラン
「49.5kW × N台」モデルで高圧連系を回避、低圧の早期連系と需給調整市場参入を一括サポート。
対象お客様
蓄電所投資家・開発事業者・SPC運用者
系統用BESSを低圧(49.5kW未満)×20〜30台で構成、合計1MW以上
対応電源組成
独立系統用BESS(PV・負荷なし)
計測方式
受電点計測(受電点 ≒ 機器点となる単独BESS構成)
推奨入札商品
三次調整力② 三次調整力① 一次オフライン枠 卸電力市場
なぜこの組合せか

高圧連系は接続検討に2〜3年待ち、低圧49.5kWなら数ヶ月で連系可能。49.5kW × 20台 = 990kW + α で1MW入札門限を確実にクリア。単機が小さいため電源脱落リスクが分散、用地も分割取得可能で投資リスクを薄められます。

純粋な系統用BESSは機器個別計測の対象外ですが、単独場地のため受電点 ≒ 機器点となり、受電点参入で十分です。次世代スマートメーター設置を待たずに 2026/3/14 から参入可能。実例:49.5kW・100kWhで1案件約1,700万円、IRR16〜21%試算(業界公開資料)。

収益構成イメージ(系統用BESS単独運用)
卸電力市場(時間シフト)
三次②
三次①
一次OFL
容量
卸電力市場
三次調整力②
三次調整力①
一次オフライン
容量市場(将来)
※ PV・負荷なしのため FIP/FIT/自家消費 は対象外。卸市場での時間シフト売電が主軸
料金モデル:運用代行月額フィー + 市場収益歩合(50:50成功報酬モデル選択可)/案件単位で個別設計
工場・連鎖店DRプラン
既存スマートメーター活用、初期投資ほぼゼロで参入可能なDR型サービス。
対象お客様
中規模工場・連鎖店・大型商業
高圧連系(50kW〜2,000kW)/既存BCP蓄電池
対応電源組成
E. 工場/商業BCP蓄電池
計測方式
受電点計測(受電点群)
推奨入札商品
三次調整力② 三次調整力①
なぜこの組合せか

工場の生産計画・店舗営業時間が明確 → 基線推定誤差が小さく、アセスメントII通過率が高い。既存Bルートスマートメーターを流用するため初期投資ほぼゼロ。応動時間60分の三次②は工場シフト調整との衝突が最小。PV干渉のある低圧住宅とは別運用とすることで、群全体の信用度を保つ役割も担います。

収益構成イメージ(工場・連鎖店 DR運用)
BCP
契約電力削減(削峰)
三次②
三次①
BCP価値
契約電力削減(基本料金削減)
三次調整力②
三次調整力①
※ 受電点群経由のため一次オフライン枠は対象外/削峰効果が最大の収益源
料金モデル:削峰による契約電力削減効果 + 市場収益分配 60〜70%
系統用BESS運用代行
自社系統用蓄電池保有法人向け、Revenue Stacking最大化を運用代行。
対象お客様
系統用蓄電池保有法人・大型自家用BESS
高圧/特別高圧連系(1MW以上)/独立設備
対応電源組成
独立BESS(機器点)
計測方式
機器個別計測(単独入札)
推奨入札商品
三次①/② 二次調整力② 卸電力市場 容量市場
なぜこの組合せか

1台で1MW突破するためアグリゲーション不要・単独入札可能。専用線投資見合いで二次②(5分応動)の挑戦も視野に入ります。Revenue Stacking最厚で、需給調整・卸電力・容量市場の3市場収益を統合最適化。Tier Aの本格運用版という位置づけです。

収益構成イメージ(高圧 系統用BESS フル運用)
卸電力市場
容量市場
三次②
三次①
二次②
一次
卸電力市場
容量市場
三次調整力②
三次調整力①
二次調整力②
一次調整力
※ Revenue Stacking最厚/専用線投資により二次②等の高単価商品にも対応可
料金モデル:運用代行月額フィー + 市場収益歩合(個別協議)
05 / HOW WE WORK

AGGの仕組み ─ 分散された蓄電池を、市場参加可能な単位へ

OCCTOが定めた「リスト・パターン × 群管理」の制度フレームを最大限活用し、最小1MWの市場入札単位を構築します。

5.1 群(ぐん)─ 分散資源を1つの市場主体に束ねる

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住宅・小規模商業
100〜200台の蓄電池
群(GROUP)
1MW
機器個別計測 × リスト・パターン
MARKET
需給調整市場
1入札単位として参入

5.2 リスト・パターン ─ OCCTOによって固定される4つの属性

リスト・パターンは入札・指令・精算・アセスメントの最小単位。OCCTO制度により、以下4属性は1つのリスト・パターン内で必ず統一される必要があります(混在不可)。

🔒

① 計測方式

受電点計測機器個別計測 は混在不可。

家庭の機器点+工場の受電点 → 別パターンに分割
🔒

② リソース種別

発電機リスト/需要家リスト/受電点リスト/機器点リスト(2026新設)は分離登録。

発電機+需要家リソース → 別パターン
🔒

③ 商品

一次/二次①/二次②/三次①/三次② 各商品ごとに独立した事前審査・入札

三次② と 一次オフラインは別パターン
🔒

④ エリア

10エリア(北海道〜九州)別。跨エリア混合は不可

東京エリア+関西エリア → 別パターン
混在NGの典型例
高圧2MW発電機 + 低圧BESS群1MW を「同一リスト・パターン」で入札したい → 制度上不可
この場合は2つの独立したリスト・パターン(発電機リスト・パターン と 機器点リスト・パターン)として登録し、AGGプラットフォーム側で運用統合します。お客様にとっては1つのサービスですが、市場側からは別主体として扱われます。

2026年度、OCCTO制度上限が大幅拡大

低圧リソースの大量参入に対応し、リスト・パターン内のリソース数とパターン総数の上限が桁違いに拡張されました。これにより数万台規模の住宅BESS群管理が現実的になります。

〜 2025年度(旧制度)
登録リソース数(ポジ)
999
登録リソース数(ネガ)
9,999
リスト・パターン上限
20
2026年度 〜(新制度)
登録リソース数
100,000×100
(ポジ・ネガ統合)
リスト・パターン上限
500×25

※ OCCTO「需給調整市場における機器個別計測・低圧リソース導入」(2025年9月)に基づく。

5.3 機器個別計測の対象外リソース

機器個別計測の「制度趣旨から乖離するため対象外」となるリソースは、受電点参入が前提 となります。

×
揚水発電
大規模発電設備のため受電点で評価可能
×
系統用蓄電池
純粋なBESSで負荷もPVも無い場合、受電点 ≒ 機器点となる
×
変動規模>蓄電池規模 の併設BESS
需要・PVの変動が蓄電池より十分大きい場合は受電点で評価可
×
余力活用契約済リソース
電源種別を問わず、受電点で調整力供出機能を有しているため
i
機器個別計測の制度趣旨
需要や変動性再エネ等の変動規模に対して蓄電池等の出力規模が小さいリソースの活用(受電点では適切な評価が困難なリソースの活用)が制度趣旨。当社 Plan 2 GROWTH(49.5kW分散型)は受電点参入 として再設計しています。

5.4 機器個別計測 ─ 蓄電池の貢献分だけを正確に切り出す

受電点(門口総表)と機器点(PCS出力)の違いが、家庭・小規模BESSの調整力評価の精度を左右します。

受電点計測
門口総表で計測(既存方式)
家全体 負荷 PV 蓄電池 合流(混ざる) 受電点 メーター 系統 負荷・PV・蓄電池が混ざった「正味」しか見えない
計測対象
家全体の正味受電
PV影響
受ける
負荷変動影響
受ける
基線推定誤差
追加機器
不要(既存スマートメーター)

5.5 入札・指令・精算の運用フロー

1
事前審査
リスト・パターンを登録、OCCTO/TSOの審査を通過
2
前日入札
前日11:30〜14:00に市場入札、15:00までに約定処理
3
当日指令受信
簡易指令システム経由でTSOから指令受信
4
応動・実績送信
PCS制御で応動、機器個別計測データ送信
5
アセスメント・精算
月次でアセスメント評価 → 精算 → お客様へ分配

5.6 「途中で抜けてもOK」── 群管理 10% 入替弾性

10%

1回の入札につき、供出可能量の10%まで自由に入替可能

お客様の引越し・売却・機器故障など、住宅蓄電池ならではの「離脱イベント」を制度が許容。AGG側で残り資源を再配分しながら、市場約束(ΔkW)を維持できる仕組みです。お客様は契約期間中、安心して群に参加できます。

06 / COMPETITION

競合と当社の差別化

需給調整市場には既存大手AGGが存在しますが、当社は「一次オフライン枠対応」「高還元」「入替柔軟性」の3点で差別化します。

機能
既存大手AGG
電力系列AGG
新興AGG
LehmanSoft
低圧機器個別計測対応
一次オフライン枠対応
FIP・卸市場との統合最適化
高還元(成功報酬60〜70%)
10%入替弾性のフル活用
アセスメントII罰則 AGG負担

※ 公開情報・各社サービス内容に基づく当社調査。各社の最新仕様は変更される可能性があります。

07 / CHALLENGES

実施難点と当社の解決策

低圧BESSのアグリゲーションには固有の難点があります。それを率直にお伝えし、当社の対応策を明示します。

機器個別計測器・通信モジュールの
初期設置コスト
一括 ¥10〜15万
課題
機器個別計測器・通信モジュールの1台あたり数万〜十数万円のCAPEXがお客様負担となる
解決
月額レンタル方式で初期CAPEX 0円。新規蓄電池設置時にバンドル供給、補助金活用支援
アセスメントII不適合時の
ペナルティリスク
お客様
当社AGGが負担
課題
指令応答不適合時の罰則金がお客様に課されるリスク/市場約束ΔkW未達のペナルティ
解決
原則 当社AGG側が全額負担(お客様起因の故意・重過失の場合のみ協議)/契約で明文化
お客様のBCP・自家消費と
市場運用の衝突
BCP
自家
市場
SOC を
3層分離管理
課題
市場指令でBCP用備蓄が枯渇するリスク/停電時に役に立たなくなる懸念
解決
SOCを BCP/自家消費/市場の3層で物理分離。契約時に配分比率を個別決定、市場指令は市場層のみ
簡易指令システム・OpenADR等
通信インフラの整備
お客様
蓄電池
当社
AGG
TSO
(系統)
OpenADR 2.0b + 簡易指令システム 対応済
課題
簡易指令システム工事申込・OpenADR 2.0b 実装・電力制御セキュリティガイドライン対応が高ハードル
解決
当社AGGプラットフォームが 全プロトコル対応済。お客様側は通信モジュール接続のみで参入可能
お客様の引越し・売却による
高頻度離脱
B-12
B-13
1入札あたり供出可能量の 10% まで入替 OK
課題
住宅BESSは引越し・売却・故障が頻発/群の構成が常に変動/市場約束ΔkW維持が困難
解決
OCCTOの10%入替弾性をフル活用、残資源の再配分で約束ΔkWを維持。新規参入も同時並行
PCS機種ばらつきによる
対応商品の差異
A
B
C
無料診断で自動判定 → 最適プラン提示
課題
PCS機種により 周波数ドループ・調定率・通信規格が異なる/一律料金では収益取りこぼし
解決
無料診断ツールでTier A/B/C判定、Tier別の対応商品と還元率を明示/機種更新提案も
08 / PROCESS

導入フロー & 料金体系

ご相談から市場参入・収益分配開始まで、最短2〜3ヶ月。お客様の負担を最小化する設計です。

01

無料診断

PCS機種・契約電力・PV併設の有無等をヒアリング。Tier判定と収益試算をご提示。

所要 1週間
02

契約・機器設置

サービス契約締結。必要に応じ機器個別計測器・通信モジュールを設置。

所要 2〜4週間
03

事前審査・登録

当社がリスト・パターン登録、OCCTO事前審査を代行。お客様の手続き不要。

所要 4〜6週間
04

市場参入・収益分配開始

需給調整市場への入札開始。月次でお客様へ収益分配。

継続運用
¥料金体系
  • 月額基本料機器費+プラットフォーム利用料
  • 市場収益分配(お客様取得)60〜70%
  • 初期工事費機器構成に応じ個別見積
  • アセスメント罰則当社負担
  • 解約金残期間に応じ規定
契約条件
  • 最低契約期間3年
  • 対象住宅・小規模商業・小工場
  • 連系電圧低圧(一部高圧PV+BESS対応)
  • BCP保護SOC20〜40%(契約で個別決定)
  • 提供エリア全国(沖縄を除く)

あなたの蓄電池、収益化できる可能性があります。

2026年3月、制度は開きました。早期参入で先発優位を確保しましょう。資料請求・無料診断、いずれもお気軽にお問合せください。

運営会社

LehmanSoft Japan株式会社
東京都千代田区
代表取締役 Raymond Chen

事業領域

分散型蓄電池アグリゲーション
蓄電所投資開発
Fintech・Web3

お問合せ

[email protected]
平日 9:00 - 18:00
lehmansoft.co.jp

出典・参考資料

※ 本ページの数値・図表は上記公開資料に基づきます。制度・価格は変更される可能性があるため、最新の正式情報は各機関のサイトをご確認ください。競合分析・収益試算等の業界統計に依拠する内容は当社調査に基づく推定を含みます。